DINKsの離婚率は子供のいる夫婦に比べて高いと言われています。それはなぜなのでしょうか。そしてそれを回避する方法はあるのでしょうか。
子なし世帯であってもDINKs とそうでない人がいる
子供のいない夫婦が全てDINKsであるとは限りません。今はまだ授かっていないだけで将来は欲しいと思っている夫婦もいます。独立的な意識の大きさや、家庭内での夫婦の共有時間がどれだけ多いかも様々です。
あらゆる夫婦の形がある中で離婚する人としない人にはどのような違いがあるのか、まずはその原因から考えていくことがポイントになります。
DINKsが離婚しやすい理由
子供がいない
子はかすがいとは昔からよく言われたものです。実際に子供がいるかいないかによって、離婚を決めるまでのハードルは大幅に変化します。
離婚率と子供の有無には非常に大きなかかわりがあります。子供がいる方が別れにくく子供がいない方が別れやすいのは、直感的にもイメージしやすいはずです。
子供をどちらが引き取るかといった親権争いが起こることもなく、資産もほとんど別々であれば離婚に際して決めることは現在住んでいる家をどうするかという事くらいです。
そのため二人で生み育てた子供が間にいないと、夫婦が一緒にいる理由も大幅に下がりやすくなります。
個人的な資産や収入がある
子供がいない夫婦の中にも、片方が片方に扶養されているケースは少なくありません。正社員と非正規社員の夫婦や、専業主婦や専業主夫など、どちらか一方が相手の収入に頼っている世帯も多いでしょう。
しかしその一方でDINKsは、それぞれがそれぞれの仕事を持っています。お互いに収入面が安定していることが多く、堅実なタイプであればしっかりと資産も形成しています。
夫婦のうちどちらか一方だけに収入が偏っている場合、経済的に依存している側は離婚後の生活を憂慮する事となります。それとは対照的に経済的にも独立しているDINKsにとって、離婚後の生活に金銭面での心配事はそれほど多くありません。むしろ若いうちに離婚してしまった方が年を取ってから決断するよりも経済的な合理性すらあると言えます。
自分の時間が多い
一緒に暮らしていても生活はほとんど別々だったり、休日の過ごし方もそれぞれで楽しんだり、自分一人の時間を最大限謳歌できるのがDINKsの特徴です。
お互いにそれが楽な部分もあるでしょうが、あまりにも行き過ぎると結婚の意義が分からなくなります。一人暮らしと変わらないという結論に達してしまえば、離婚してはならない理由を探す方が難しくなるでしょう。
DINKs が離婚を防ぐためには
話し合いの場を持つ
相手への好意や信頼があるために結婚するのは当然ですが、その後もその関係を続けていくにはお互いに努力が必要です。自分たちはDINKsだからと夫婦関係を適当にすることなく、時には相手とじっくり話し合いながら向き合っていかなければなりません。
結婚した以上は家族です。独身時代と完全に同じ生活で送れるわけではありません。協力し合うべきポイントを探し、相手を人生のパートナーとして認めることから始まります。
共同でできる物事を見つける
収入もあり生活も安定しているとなんでも一人でできてしまいます。しかしあえて共同で行える家事や趣味の活動を見つけることで、夫婦間の会話も自然と多くなり家族という意識が芽生えやすくなります。
一人で行動することばかりを重視せず、時々は相手との時間を過ごすための場を作ってみましょう。
生活の一部を共有する
晩ごはんは一緒に食べる、月に何回は一緒に出掛けるなど、夫婦二人の予定を最初から作ってしまう方法もあります。
生活の中の些細な時間をスケジュールに組み込んでおきましょう。いつの間にか夫婦の間で擦れ違いが起こっていたなどという事態も防ぎやすくなります。
まとめ
DINKsの離婚率が高いと言っても、それを回避できない訳ではありません。
自分にも離婚原因になり得る行動があると自覚出来たら、迷わずに生活を改めるべきでしょう。離婚という大きな負担を予防するためには努力も必要です。
生き方や人間関係に悩んだら…
ピッコラムを運営する「PICRIDE(ピックライド)」では、自らもDINKsである代表とアドバイザーが、DINKsならではの悩みや不安を解消するために、老後に向けた資産運用や相続の相談などを承っています。
初回のご相談は無料!ぜひお気軽に下記お問い合わせフォームまたは各種SNSにて、ご相談ください。
コメント