DINKsにのしかかる「後継ぎ問題」

DINKs

DINKsは子供を作らないことを決意した夫婦です。子供のいない人生をお互いに納得していても、結婚して家族になった以上は双方の家とも繋がりができます。
親族からの子供に関する問いかけは多くのDINKsを悩ませます。中には後継ぎの問題を抱えてしまうこともあるでしょう。
親や兄弟姉妹から後継ぎ問題を提示された場合、DINKsはどのように対処すべきでしょうか。

DINKs は無責任という批判

DINKsをよく思わない人が世の中に存在するのは事実です。DINKsという夫婦のあり方は日本ではまだまだ少数派と言えます。数が多い方の意見が正しいと思われがちであるため、DINKsを批判する人が多ければ多いほどDINKsへの理解は遠のいていきます。
DINKsを批判する人たちが常套句のように使うセリフが、「DINKsは無責任だ」というものです。こういった人たちの多くは、結婚して子供を作り、さらにその子供が社会に出て労働力になるよう育てることが人間の義務だと考えています。そのため子供を作らないと決めているDINKsに対して、無責任に義務を放棄したわがままな大人であるという印象を抱くのです。

子供を作ることは義務なのか

DINKsへの批判を行う人が赤の他人であれば聞き流す事もできるでしょう。しかし関わりのある親族にそういった考えを持つ人がいると、DINKsとして生きていくうえでは大きな問題に発展することがあります。
子供を作ることは義務であると考えている親族の場合、結婚しても夫婦二人だけで暮らす子供世代に理解を示せません。後継ぎ問題というと大げさなように聞こえるかもしれませんが、現実に日本の世帯の多くが後継ぎという面に苦慮しています。
会社の経営を行っていたり、田畑などの農地を持っていたりする家に限らず、古くから続くお墓をどうするのかと問い詰めてくる親族も少なくはありません。子供を作ることが義務だと考えている人にとって、夫婦が後継ぎを残すのは当然のことなのです。
考え方は人によってさまざまであり、子供を作ることの重要性は確かに否定できるものではありません。しかしだからと言ってDINKsの夫婦が責められる理由にはならないはずです。
親や兄弟姉妹から後継ぎ問題を提示されたとしても、自分たちの価値観を曲げてまで求めに応じる必要はありません。

後継ぎ問題の対応方法

親の場合

どんな時代でも子供はいつになるのかと急かしてくる親は存在します。子作りは義務だと考える相手に、子供を作らないと決めていると言って説得を試みても上手くはいかないでしょう。
親に対応する際、真っ向から子作りを否定しても言い争いばかりが増えてしまいます。説得が不可能であると判断した場合には、理解は得られないことを念頭に置きながらはぐらかすのも一つの手段です。
子供が生まれるかどうかは、運やタイミングも少なからず影響してきます。そのため授かるのを待っていると思わせておくこともできるはずです。卑怯な手段のようにも感じられますが、固定観念を持った相手への精神的な防衛方法になります。

兄弟姉妹の場合

親と同様に兄弟姉妹からも後継ぎに関して小言を言われることもあるでしょう。何人兄弟か、姉妹との関係はどうかなど、状況は親族によって様々です。
ただし世代が近い分、親よりも耳を傾けてくれるケースはあるかもしれません。関係性の良好さによっては、説得次第で味方につけることも不可能とは言い切れません。兄弟姉妹の場合は相手の出方をうかがってみるのも良いでしょう。

まとめ

DINKsが家庭を作るとき、子供がいないという前提は最も大きな根幹となります。子供がいるかいないかによって生活は大きく変わり、夫婦双方の人生設計も全く異なるものになることさえあります。
子供をどうするか考えていくうえで重要なのは夫婦の意思です。周りの親族の求めに応じてしぶしぶ子供を作ったとしても良い結果になるとは限りません。

自分たちの生き方を重視し、後継ぎ問題に左右されることなく納得のいく結論を出しましょう。

この記事を書いた人
PICRIDE/しおりん代表

こんにちは、代表のしおりんです。
ただの『事務のオネエチャン』だったのに紆余曲折あり夫と共に講師業やコンサルの道を進んでおります。
波乱万丈の人生ですが、「大丈夫、世話ねぇよ!」(群馬弁)の精神と、今までの経験を生かし豪快に生きています。
夫と猫2匹のDINKs世帯。

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