子供を持たずに夫婦そろって自分の仕事をして生きていくのがDINKsの暮らし方です。女性の社会進出は時代的にも歓迎されています。しかしその一方で、女性は結婚したら子供を作るべきという価値観が残っているのも事実です。
子供を作らない女性や夫婦に対して、世間の目は必ずしも優しいとは限りません。DINKsはずるいと言われるのは、考え方の違いによって引き起こされることが多いのです。
DINKs は本当にずるいのか
家族の形や夫婦のあり方はそれぞれです。こうであるべきという正解はありません。そのためDINKsのように男女とも仕事を持ち、子供を作らずに生きていくことで、ずるいと言われなければならない理由はどこにもありません。
何もずるいことなどないのにDINKsがずるいと言われてしまう理由はいくつかあります。
結婚して子育てもしている人にとって、DINKsは自分のしたいことばかりしているように見えてしまいがちです。自由に好き勝手な生活をしているようにも思えるのでしょう。
DINKsをずるいと言う人達は、実際にDINKsがどんな暮らしをしているのかを見たわけではありません。子供のいる世帯と同じようにあらゆる悩みを抱え、DINKsも楽しいばかりではなことをなかなか理解できずにいます。
DINKs がずるいと思われる理由
DINKsは子育てをしなくていい
言うまでもなく子育ては大変なものです。そのうえ莫大なお金もかかります。しかしDINKsには子供がいません。
子育てに追われることなく夫婦二人だけの生活を楽しんでいるDINKsを見て、子育てをしている最中の人は妬ましい気持ちを募らせやすくなります。これは特に女性に多い傾向と言えるでしょう。子供を作るか作らないかは自分たちが決めたことであっても、自由そうに見えるDINKsをついつい僻んでしまうのです。
DINKs はお金に余裕がある
DINKsは扶養控除というものがなく、お互いの資産について把握していないことも多いです。そのため案外貯金がなかったり質素な生活をしていたりします。
しかし夫婦そろって仕事を持っているため、周囲からは経済的な余裕があると思われやすいです。子供もいる自分たち家族はこんなにも生活を切り詰めているのに、DINKsであるあの人はいつも贅沢ばかりしていると考えてしまうのでしょう。
DINKs は女性がキャリアを諦める必要がない
結婚したら女性は家に入って子育てに集中するべきだという考えは一昔前のものです。現代の先進国の多くは女性の社会進出を支援し、結婚して子供ができても仕事を続けることができます。
しかしこれはあくまで建前です。特に日本の場合は昔ながらの観念が未だに定着しているため、夫婦の間に子供ができたら子育てをするのは女性であるという価値観が根付いています。日本の男性の育休取得率が低いのはその証拠と言えるでしょう。
このような社会背景もあり、日本女性の多くは真剣に仕事に取り組んでいても、子供ができるとその時点でキャリアを諦めなければなりません。そのため自分とは違った生き方を選んだDINKsの女性を羨ましいと思います。そしてそれと同時に子供を作らずにいることをずるいことだと解釈してしまうのです。
DINKs であることを後ろめたく思う必要はない
ほしくても子供ができなかった夫婦や、経済的に断念せざるを得なかった夫婦もいます。望んでDINKsになった夫婦だとしても、その選択をするまでには様々な思いや悩みもあったはずです。
たとえDINKsはずるいと誰かに言われたとしても、DINKsであることに負い目を感じる必要はありません。自立した生き方を望むDINKsは現代的な夫婦の象徴でもあります。周りの妬みや僻みはできる限り聞き流し、他人の言動に振り回されないようにしましょう。
まとめ
DINKsはずるいと知人から直接言われたり、ネットへの投稿を見たり、心無い言葉や文章に傷ついているDINKsは多いかもしれません。
自分は自分、人は人と割り切り、悪意のある他人の指摘に対して過敏にならないことが重要です。自分たちの意志を貫き、DINKsとして前向きに生きれば周囲の悪口も聞こえにくくなります
キャリアや生き方に悩んだら…
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