DINKsの女性が起業するときの注意点と対策方法

DINKs

社会人としてステップアップを積み重ね、キャリアを形成することもできるDINKsの女性にとって、次のさらなる一段階上が独立起業であるケースも少なくはありません。
働くことが好きな女性は自分の得意な分野を活かし、自分自身の仕事として誇れる成果を出してみたいと考えることも多いはずです。

会社員としての安定したポジションを失ってでも、より一層充実したやりがいのある仕事を望むだけの力があります。
上昇志向の高い女性は自立した意識を持ち、女性の社会進出を目指す現代の風潮にも合っています。

しかし女性であるからこその厳しい現実があるのも事実です。


社会保障制度や民間の保険サービスをうまく活用しながら、個人事業主であっても安心して生活できる土台を作ることが重要になります。

個人事業主にとっての社会保障

多くの日本人に馴染みのある厚生年金は会社員として働いた場合に将来与えられる物です。しかし定年前に退職して途中から個人事業主になれば、それ以降の分からは国民年金のみとなります。


DINKsには子供がいません。若いうちは自由を謳歌できても、子供がいないことによって将来的な介護や生活への悩みや不安は大きくなりがちです。個人や夫婦の資産状況によっては、将来は年金だけが頼りとなってしまう可能性もあります。


さらに起業すると保険の種類も変更しなければなりません。健康保険から国民健康保険へと移行し、会社と折半だった保険料が全額自己負担に変わります。

個人事業主は自分で一から仕事を考えられる反面、企業で働いていたときのような安定性や金銭的メリットは受けにくくなるのです。

怪我や病気やあらゆる場面に備えておくことの重要性

個人事業主の厳しい現実

個人事業主の女性にもしも子供ができた場合、出産や子育てを理由に仕事をストップさせればその分の収入は全て途絶えます。会社員であれば産休や育休がもらえますが、起業を望む女性にとっては子供という存在が大きな負担になってしまうケースもあるのです。

その点DINKsの女性であれば子供はいないため、出産や育児による休暇で収入がゼロになることはありません。しかし子供の心配がなくても、怪我や病気などの事態は起こり得ます。
休業中の補償となる金銭がもらえないのは個人事業主であることのデメリットです。障害年金についても厚生年金か国民年金かによって受け取れる金額に差が出てしまうため、働けなくなった場合の不安はとても大きくなるでしょう。

女性の場合は再就職も男性以上に困難となるケースが多くなっています。そのため起業した女性は、多くの面で不利な立場に陥りやすいのです。

民間保険の活用

事業が軌道に乗っていれば大きな収入となり、その収入をうまくやりくりできていれば万が一の備えにもなります。しかし起業したばかりだったり、あまり収入につながっていなかったりする場合、怪我や病気によって一気に生活困窮を招く恐れもあります。

近年多くの保険会社から、女性特有の病気や疾病をカバーできる保険商品が出ています。出産をしない事によってリスクが高まると言われている病気もあるため、自分に合った特約契約を見つけていくことも一つの備え方です。それをうまく活用できれば、いざというときにも安心して生活していくことができます。

さらに将来を見据えた備えとして、民間の保険会社が扱う個人年金があります。公的年金である国民年金に加え、個人年金を契約して早い段階から積み立てておけば、老後の備えがより強固なものになるでしょう。生活の保障面がしっかりしていると安心して事業にも集中できます。

まとめ

DINKsの女性は起業するときに子供がいることによるしがらみがありません。

しかし個人事業主になるとによって受けるメリットやデメリットは誰にでもあります。

安心して仕事に集中できるようにするためにも、自分でできる保障面での充実を図っていきましょう。

この記事を書いた人
りな

ライターのりなです。
ブラック企業の元社員。現在は自由を目指して毎日コツコツ地道に生きています。
少しでも分かりやすい情報を皆様にお届けできるよう頑張ります。

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