DINKsとして生きることにはメリットも多くあります。しかしその一方で、子供がいないことによる将来不安もあるはずです。
今のうちから少しでもより良い選択ができるように、DINKsだからこそしておくべき老後の備えについて紹介します。
DINKsにとっての老後の不安
子供のいない共働きの夫婦には経済的な余裕があるように見えます。
子供のためにかけるべきお金がない分、確かに自由にできるお金は子供のいる世帯より多いでしょう。
しかしDINKsであるという事は、老後の面倒を見てくれる家族がいないという事でもあります。
現在の収入が安定していても永遠に豊かとは限りません。年金制度にもあらゆる問題があるため、どのようにして将来に備えれば良いのか困惑する人が多いのが実情です。
老後に備えることのメリット
DINKsだからこそ老後の備えは重要になります。
子育てのための資金が必要なくても、その分を他のところで使ってしまうのが人というものです。DINKsは経済的にも自立していることが多いため、ついつい自分のためにお金を使いすぎて家計を圧迫してしまうケースもあります。
若いうちは無計画な暮らしが可能でも、ある一定の年齢を超えると一気に困窮する場合があります。
いざというとき頼れる子供のいないDINKsであればこそ、自分たちの手で老後の備えをしておけると安心です。
老後への備え方

生活水準を上げない
いい暮らしを一度経験してしまうと、それよりも低い水準の生活に戻すのは簡単ではありません。
夫婦の厚生年金を合わせても、ハイレベルな生活を維持するには限界があります。
今のうちに生活水準を一定に保っておくことが重要です。
節約する
平均以上の安定した収入があると節約への意識は低くなりがちです。毎月の収支を把握することは節約への第一歩になります。
どれだけ入ってどれだけ出ていき、どれだけのお金が手元に残ったか確認する習慣を身につけましょう。
貯金する
収入が高い世帯であっても、貯金はゼロだったりほとんどなかったりするケースは多いです。
老後資産に2,000万円は必要という話題が一時期盛んに取り上げられていましたが、貯金する余力がある世帯ならばできるうちに貯蓄しておいて損はありません。
確実な備えの一つとして、小額からでもコツコツ始められます。
副業を始める
給料のように毎月必ず手に入るお金はありがたみを実感しづらいものです。そのため些細な出費を惜しみにくくなり、必要以上に多くを消費しがちです。
それに加えて現代は終身雇用が保証されている時代とは異なります。万が一のときにも副業があれば、少なくとも収入がゼロになることはありません。
資産運用で財産を増やす
適切な投資の方法を学んでおくことは将来を視野に入れると重要です。うまくいけば元手が増えるのはもちろんのこと、投資先や運用のやり方によっては継続的な不労所得の獲得にもつながります。
早いうちに投資を学んでおけば、仕事をリタイアした以降も少ない労力で定期的な収入を得られる可能性が高まります。
お互いの財産はどこまで共有するべきか
自分で働いて稼いだお金を自分のために使いやすいこともDINKsのメリットの一つです。
しかし財布が別々であるために、相手の収支をお互いに全く把握していない夫婦も少なくありません。
年老いてから老後資産が足りないと気づいても手遅れです。
一定の金額を毎月共同で貯蓄に回すなど、資産形成に関する夫婦間での話し合いは欠かせません。
まとめ
自分自身や夫婦のためだけにお金と時間を使う生き方は決して悪いことではありません。
あらゆる選択肢のうちの一つであり、それによって充実した日々を送れるのがDINKsの魅力でもあります。
DINKsとしていつまでも楽しく安心して暮らすには老後の備えが欠かせません。
収支を把握し、資産を形成し、日々の生活の中で計画性を身につけましょう。お金がなくても楽しめる趣味があるかどうかも、よりよい老後を過ごすうえでの大きなポイントになってきます。
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